辞書にある、「昔からある単語」でさえ覚えられないのに、新語なんて・・・と思っているそこのあなた!同感です。
でも、3月号に新語が載っていましたので、いくつかご紹介します。
zombie cell : ゾンビ細胞
古くなって細胞分裂しなくなった細胞は、通常は「自死」するか、免疫細胞によって除去されるが、そういった細胞の一部が居残り、周りの細胞に悪影響を与えることがあり、それが「ゾンビ細胞」。「老化細胞」とも呼ばれる。
lion diet : ライオン式ダイエット
塩と水、そして牛などの反芻動物の肉しか食べないダイエット。
shift shock : シフトショック
本来は「自動車でギアをシフトした際の衝撃」という意味。ここから転じて、career shift や job shift をした際の shock という意味で用いられる。転職した際「こんな職場だとは知らなかった」「前の会社のがマシだった」といった「驚きや後悔の気持ち」を表す言葉。
quiet quitting : 静かな退職
「何も言わずに退職する」という意味ではなく、「会社には属しながらも、そこにやりがいを求めたりせず、最低限の仕事のみをこなすこと」を指す。「心理的に退職している」状態。
password child : パスワードとして使われる方の(大事にされている)子供
自分の子供の名前をパスワードに使う親が多く、子供が複数いる場合には「一番大事にしている方の子供の名前を使う」ということで、「パスワードに使われるぐらい一番大事にされている子供」という意味。
rage farming : 炎上商法
rage baiting, rage seeding も、ほぼ似た意味で使われる。
hallucination : ハルシネーション、AIが生成するもっともらしいウソ
幻覚剤(hallucinatory drug)によって引き起こされる「幻覚」という意味もあるが、新語のhallucinationは、人口知能によって生成される「もっともらしいウソ」のこと。
CNN ENGLISH EXPRESS 3月号より
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