Using the Sea to Clear the Sky
CNN NEWS SELECTION より、海水を利用してCO₂排出量ゼロを目指すUCLAの最新技術の話題です。
国際社会は、2050年までにカーボンニュートラルを実現すると表明しています。
The world is making a statement, saying we’re going to be carbon-neutral by 2050.
そのカーボンニュートラルの目標達成の鍵を握るのは、海かも知れません。
It’s our oceans that could hold the key to achieving that carbon neutral target.
↑ 強調構文です。
ダンテ・シモネッティ准教授(カリフォルニア大学ロサンゼルス校 カーボン・マネジメント研究所)によると、海は大気の約150倍の二酸化炭素を保持でき、彼らが開発している処理システムでは、海が持つ、空気から二酸化炭素を自然に吸収する力を活用することで、大気から二酸化炭素を除去するのだそうです。
これは二酸化炭素回収技術と呼ばれています。海から取り込んだ海水に電荷を帯びさせ、それによって起きる化学反応により二酸化炭素と水が分解されます。
It’s called carbon-capture technology. Seawater from the ocean is subjected to an electrical charge. Through chemical reactions, the CO₂ and water are separated.
subject A to B : AをBにさらす、AにBを受けさせる
固形物に定着させられた二酸化炭素は海に戻され、海底に貯蔵されます。二酸化炭素が除去された水も海に戻され、そこで再び大気からさらなる二酸化炭素を吸収できるようになります。
The CO₂, now trapped in a solid form, are pumped back into the ocean and stored on the sea floor. The water, which no longer has CO₂, is sent back into the ocean too, where it is once again ready to absorb even more CO₂ from the atmosphere.
pump A into B : AをBにポンプで送り込む、流す
すごい技術ですね。
茅ヶ崎方式英語会のクラス3でも、最近、CO₂を回収・貯留するCCS技術についてのニュースをリスニングしました。
CCS : Carbon dioxide Capture and Storage
CNN ENGLISH EXPRESS 9月号より
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